山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media、通称YCAM)は、メディアアートの展示、映像作品の上映、舞台芸術作品の公演が行え、。同じ施設内に山口市立中央図書館が併設されている複合文化施設。単に展示や公演をするだけでなく、施設機能を活かした新作の滞在製作事業やそこから生み出されるアウトリーチ事業を展開している。制作機能を備えた形状の異なるA、B、C、3つのスタジオと、各種の情報処理機器を設置したメディアラボ(YCAM Interlab)を持つ。
YCAMは、演劇やバレエ等の舞台芸術のパフォーマンスを行える設備、舞台芸術専門スタッフ、研究・開発が行えるラボを持ち、通常のメディアアートに関する施設とは一線を画している。ここ数年だけでも、多くの海外アーティストを招聘しており、日本でメディアアートを体験するのであれば、YCAMは最重要な施設と言える。
YCAMは開設準備段階からダムタイプの藤本隆行氏が協力し、通常の劇場では困難なメディアテクノロジーを駆使した演出も可能となっている。藤本隆行氏が関わった『Refined Colors』『path』『true』でもテクノロジーを駆使した演出が話題を呼んだ。スタッフにはIAMAS出身者が多い。
公式サイト:http://www.ycam.jp
YCAM Interlab:http://interlab.ycam.jp
YCAMで行われている事業は、プレスリリースとしても公開されている。