Lightning Doodle Tutorial

15. デュレーションの設定

①タイムライン上での設定方法

タイムラインのクリップ上で右クリックする(下図)。複数クリップを選択した状態で右クリックすれば、複数クリップのデュレーションも一度に変更できる。

※右クリックする時はファイル名の付近をクリックする。不透明度の付近は別のメニューが表示される。

クリップ速度・デュレーションウィンドウが表示される。

デュレーションで静止画の長さの変更を行う。
その際、「変更後に後続のクリップをシフト」にチェックを入れておけば、クリップ間の隙間を削除できる。

映像の長さはフレームで計算する。1秒は30フレームなので、例えば0.5秒は15フレーム。

コマ撮り編集の場合、静止画クリップのデュレーション(持続時間)を以下のように設定する。

1コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:30フレーム
2コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:15フレーム
3コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:10フレーム
6コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:5フレーム
10コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:3フレーム
15コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:2フレーム
30コマ/秒 静止画クリップのデュレーション:1フレーム ※実写映像のフレームレートと同じ

アニメーションのフレームレートは、日本のアニメーションでは10コマ/秒、ディズニーのアニメーションは12コマ/秒らしい。CGが多用されるようになってからは違うかも。

1秒当たりのコマ数が多いほど映像は滑らかになるが、その分撮影枚数が膨大になる。以下にフレームレートと枚数の関係を示すので参考に。

フレームレート(fps)× 時間(秒) = 枚数
30fps 10秒の映像 300枚
10fps 10秒の映像 100枚
5fps 10秒の映像 50枚
2fps 10秒の映像 20枚

※コマ/秒、フレームレート、fpsは全て同じ意味
※ duration(英): 持続時間

 

②環境設定での設定方法

Premiereで初期設定のまま静止画を読み込んだ場合、静止画クリップは5秒(=150フレーム)で設定される。例えば、2fpsの場合は0.5秒(=15フレーム)で設定する必要があり、以下の方法で設定を行うことができる。

Premiere Pro メニュー > 環境設定 > 一般 > 一般タブ > 静止画像のデフォルトデュレーション:15フレーム