IXY32Sは初期設定ではシャッター押す時に自動でオートフォーカスするが、PiKAPiKAのように暗い所で撮影を行う場合はうまくオートフォーカスが機能できない。(暗いために自動で絞りを開放し被写界深度が浅くなり、ボケやすくなる)
そこで、目的の被写体に対してフォーカスできる機能を利用する。
<タッチシャッター>
IXY32Sのタッチパネルは、「タッチシャッター」と「タッチフォーカス」の2つの機能を持つ。初期設定ではタッチフォーカスに設定されているが、もしタッチシャッターに設定されている場合はタッチパネルをタッチするとシャッターが切られるので、画面右側のタッチシャッターのアイコンを押してOFFに設定する。タッチシャッターではタッチパネル上で被写体を捉え、タッチするとフォーカスが被写体に追従するようになる。
<オートフォーカスロック(AFL)>
前述のタッチシャッターでは、カメラを動かしても被写体を画像解析で認識してフォーカスを追従するが、これも暗闇ではうまく作動しない場合が多い。その場合はオートフォーカスロック(AFL)を利用する。AFLは、シャッターを半押しした状態でタッチパネルをタッチするとその時に画面上に表示されていた被写体に対してフォーカスがロックすることができる。解除する場合は、シャッターを半押ししていない(フリーの)状態でもう一度タッチパネルをタッチする。