2. インタビュー撮影の形式

インタビュー撮影はニュースやドキュメンタリーなどの取材を目的とし、被写体の生の声を録音しながら撮影するものである。(インタビュー:二人かそれ以上の間での会話で、一方が他方に質問をして情報を得るために行われるものである。by Wiki)どんな撮影でもそうだが、被写体の人数、撮影場所、時間、予算によって準備できる機材やスタッフの数が制限される。Googleで「インタビュー 撮影」や「filming interview」で画像検索すれば、様々な形式があることがわかる。

2014年3月に公開された映画「白ゆき姫殺人事件」(下図)の中で、小型ビデオカメラを使用したインタビューシーンを見ることができる。この中で使用されている機材はビデオカメラとマイク、三脚のみ。三脚はテーブル上で使う場合はかなり小型なものが使用されている。ここでのスタッフはインタビュアーも兼ねるディレクター1人だけである。この方法が、最小限のスタッフと機材の使い方だと言える。ただし、カメラもマイクもかなり至近距離なことがわかる。これ以上離れる場合は音質が極端に悪くなり、環境ノイズが高くなる。通常ニュースなどのインタービューでは例え指向性マイクであってもカメラに装着したマイクのみで録音することはなく、手持ちのインタビューマイクかピンマイクを準備する必要がある。

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インタビュー用途だけではないが、スマートフォンやタブレットを利用した撮影システムも利用され始めている。取材では機動力が重要であり、iPadを使えば撮影だけでなく簡単な編集も現場で行うことができる。2014年1月公開のiPadのCMの中でもiPadの撮影システムを使ったシーンがある。

ちなみに、機動力を重視する報道における取材の撮影のことをENG(Electronic News Gathering )と呼び、映画やTVドラマの撮影とは区別されている。

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MOVIE MOUNT FOR IPAD (www.makayama.com)